睡眠の質を高めることでたくさんのメリットがあります。眠る理由を知り、睡眠の質を下げる要因を排除して寝つきを改善し、睡眠不足を解消しましょう。寝起きぱっちりで健康的で活動的な毎日を送ることで女性にモテる効果もありますよ!
なぜ眠るのか?
なぜ眠るのかはまだ解明されていなく、様々な説・憶測が飛び交っている状態です。しかし、睡眠はとても大切なことです。人間は人生のおよそ36%もの時間を睡眠すると言われています。90年間の生涯だとしたら、およそ32年間は”眠っている”わけです。
眠る理由として有力な説
疲労回復のため
1日で活動によって溜め込まれた疲労を回復するために眠るという説です。睡眠中の脳の一部は疲労回復のために動いているという実験結果も得られているためかなり有力な説と考えられています。
脳の情報整理
脳の情報を処理して、整理し、記憶として定着させるために眠るという説です。何かを覚えようとする時に、寝た場合と寝なかった場合で記憶の定着にはおよそ3倍もの開きがあると言われます。
睡眠は無駄なもの?
トーマス・エジソンがランプを発明し、活動できる時間が大幅に増えました。そして、いつしか睡眠は”何も価値を生み出さない無駄なもの”と捉えられるようになりました。現代の人間は、”ショートスリーパーを崇拝したり”、”寝てない自慢”をしたりなど、睡眠は無駄で怠けであるという意識を持つようになりました。
みんな睡眠不足
1950年ごろには平均睡眠時間は「8時間」だったのですが、半世紀経過した近年では「6.5時間」しかみんな寝ていません。
なぜ睡眠不足になっているのか
まず睡眠不足は決して”睡眠時間”だけで測ることができるものではありません。10時間寝たとしても、その”睡眠の質”が低いものだったら睡眠不足になってしまうのです。そのため、十分な睡眠時間を確保することは前提に、睡眠の質を高める(低くしない)努力も必要なのです。
睡眠の質を下げる要因
- 寝る前の光
就寝30分前には光をなるたけ浴びないようにしましょう。光には覚醒作用があるので睡眠の質を下げてしまいます。部屋の照明はもちろん、テレビやパソコン、ケータイ電話もNGです。 - カフェイン・ニコチン
カフェインやニコチンも覚醒作用があります。就寝前は絶対に避けてください。 - 自慰行為
就寝前に自慰行為をして眠るという人も多くいます。確かに、体が暑くなってから下がるため、睡眠に入るやすくなりはしますが興奮状態のため睡眠の質は格段に下がります。 - お風呂
就寝の2時間前に入っておくようにしましょう。直前に入ると、光を浴びることになります。 - 食事
就寝直前の食事も睡眠の質を下げます。
睡眠不足によって引き起こされる問題
- 記憶力の低下
- 創造力の低下
- 判断力の低下
- 注意・集中力の低下
- 肥満
- 病気
睡眠不足によって脳が疲れた状態にいると人は”脳を覚醒させるもの”を欲しがるようになります。カフェインやニコチン、さらにはドラッグや覚せい剤にも繋がっていきます。そしてこれらの覚醒作用のあるものに慣れてくると、今度は”寝たいのに眠れない”という状況に陥ります。すると、人はアルコールにのめり込んでいきます。寝る前のお酒によって、就寝時の神経活動(情報の処理・整理・定着)を阻害し、起きている時の神経活動にも悪影響を及ぼすまで繋がっていきます。
また、睡眠不足はグレリンという成分を分泌します。このグレリンは、炭水化物や糖を欲するという作用があるため、肥満を引き起こす重大な要因になります。
こうした様々な睡眠不足による問題は多大なストレス要因となり、慢性的なストレスは免疫力の低下を引き起こし、ウイルスに弱くなりますし、様々な生活習慣病(心臓疾患、糖尿病、がんなど)を患う可能性が高まります。
睡眠不足かどうかをチェックするには
人間には脳に体内時計を持っています。そのため、本来なら目覚まし時計をセットしなくとも朝が来たら自然に起きることができるはずなのです。起きるのに目覚まし時計が必要ならそれは睡眠が不十分だからです。起きるのに時間がかかったり、ワケもなく日中イライラしたり、機嫌がよくなかったりしたら睡眠不足を疑いましょう。
睡眠不足の解消によるメリット
- 記憶力が高まる
- 創造力が高まる
- 判断力が高まる
- 注意・集中力が高まる
- 健康になる(病気になりづらい)
- 活動的になる
- 顔色が良くなり生気が溢れる
- 晴れやかな気分でポジティブ思考
以上のような本当にたくさんの様々なメリットによって、仕事でも活躍できたり、女性からもモテます。女性は本能的に”健康で丈夫な男性”を見分けていると言われています。国民のほとんどが睡眠不足の中、あなたが睡眠不足を解消したら、周りの人より何歩も差をつけることができます。
睡眠不足を解消する方法
理想の睡眠時間は8時間と耳にする人も多いですが、これはあくまで平均であって人によって必要な睡眠時間が異なります。毎晩なるべく早く寝床に着き、朝起きたときの感触(もう少し寝たいかな?など)を手がかりにして、あなたにとっての理想の睡眠時間を追求してください。これと同時に、睡眠の質を下げないための努力として光を浴びない、覚醒作用のあるものを摂取しない、興奮しないように落ち着きを心がける、これらの努力を行うだけで、90年の人生だとしたら32年の理想的な睡眠が58年の理想的な生活をもたらしてくれるはずです。