妊娠中、妊婦がなる苦しいパニック・過呼吸の原因と対応方法

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妊娠初期や授乳中に、泣く、息苦しい、動悸、過呼吸などの症状が出ることがあります。今回は、妊婦がなる苦しいパニック障害の原因。過換気症候群とは?流産・ストレス・貧血との関連について紹介していきます。

 

妊娠中に過呼吸になることがある

パニック障害とは

精神疾患の一つです。動悸や息切れ、吐き気、過呼吸状態になるといった症状があります。

妊婦の苦しいパニック症状

シチュエーションとしてよく起こりがちなのが満員電車です。妊婦とはいえ、現代では出産直前まで仕事を全うする女性も珍しくはありません。優先席付近にいながらも席を譲ってもらえず、人に圧迫されながら長時間立っていることでパニック症状が引き起こされます。手足の先から痺れていき、力が入らなくなり、血の気が引き、呼吸が荒くなり過呼吸状態になります。場合によっては意識を失うこともあります。

妊娠中の過換気症候群とは

強いショックや不安などの心因性の過呼吸やパニックを「過換気症候群」と呼んだりもします。精神的な負担によって、呼吸が早くなり血中の二酸化炭素が減ってしまうことで引き起こされると考えられています。

 

妊娠中のパニック障害の原因

妊娠中のパニック障害の原因は解明されていませんが、産婦人科の先生によるとやはり妊娠に伴うホルモンバランスの変化が要因であると考えられているようです。「ホルモンバランスが変化⇨精神が不安定になり不安・ストレスを感じやすくなる⇨精神的な負担が増える⇨パニック症状(過呼吸)を引き起こす」と考えられています。

つまり、妊娠によるホルモンバランスの変化によって神経が過敏になったところに、つわりや仕事、家事、妊娠による身体的・精神的な疲労、ストレスが重なって妊婦に降りかかってくるのが原因と言えます。

妊娠中は泣くのはなぜ?

妊娠中のホルモンバランスの変化によって、不安を強く感じたり、涙もろくなったり、イライラしたりしますがこれがいわゆる「マタニティーブルー」というやつです。今回のテーマとなる「パニック(過呼吸)」との関連でいえば、マタニティブルーによって精神的な負担(不安やストレス)が強くなった時には、パニック(過呼吸)状態が起こりやすい状態と言えます。そのため、「マタニティーブルーで泣くことでパニック状態が引き起こされる」と考えている人もいますが、正確にはマタニティーブルーで涙もろくなっているところ、何かしらの外部要因で強いストレスを感じることで、泣き、パニック状態になるといったところでしょう。

 

過呼吸の応急処置

  • 深呼吸
  • 紙袋を使って呼吸を安定させる
    紙袋やビニール袋が近くにある場合には、これらの袋を口に当てて、袋の中の空気で呼吸を行いましょう。こうすることで、血中に入りすぎた酸素を減少させ、不足していた二酸化炭素濃度を高めることができます。

  • 横になって安静にしましょう

 

過呼吸は癖になることも

パニック症状(過呼吸)は癖になることも多いようです。例えば、電車の人混みで薄い空気の中での、臭いのきつい香水、おっさんの体臭、ずしりと重みのある空気感によって起こったパニック症状が、同じような状況になるたびに引き起こされるといったことになることもあるようです。

 

パニック(過呼吸)と流産の関係

パニック(過呼吸)になるということは、妊婦が強いストレス環境にさらされていることを意味します。妊婦が強いストレスを感じると血管が縮こまってしまい、十分な栄養や血液が赤ちゃんに届かなくなってしまう恐れがあります。ただちに悪影響になるというわけではありませんが、ストレスや不安をできるだけ感じない努力をするようにしましょう。

 

出産(分娩)時には過呼吸になりやすい

出産(分娩)時は、身体的にも精神的にも負担が強くあるためパニック症状(過呼吸)を引き起こす条件が揃っています。そのため、パニック持ちの妊婦の場合、母体の負担軽減のために「無痛分娩」を選択することもあります。

一度でもパニック状態になったことがある妊婦の場合は、出産(分娩)を担当する先生に事前に伝えておきましょう。出産中にパニック状態になり、意識を失うなんてことがあれば対応・処置を当然のことながら通常のものとは変わってきます。妊婦の不安を少しでも解消した上で、出産に臨みましょう。