マルチタスクができる人はかっこいいなと思ってしまいますが、実はこれ全くの嘘です。しかも、マルチタスクをしているとどんどん頭が人間の大切なある能力が失われていきます。今回は現代にはびこる悪しき慣習であるマルチタスクを否定し、シングルタスクをオススメしていきます。
現代は、資本主義社会です。お金を持っている人が勝者の社会で、お金を持っている人がモテる社会なのです。今回は、お金を持つために必要なことを紹介していきます。人より優秀になればお金を簡単に稼ぐことができます。では、人より優秀になるにはどうしたらよいでしょうか。シングルタスクで人に差をググッとつけてしまいましょう。
前提
現代では、パソコンやインターネットの普及により、業務の効率性が格段に高まりました。しかし、その影響で人間には複数業務をこなす必要が出てきたため、マルチタスクを推奨、称賛する空気があります。
*マルチタスクとは、複数の作業を、細かく切り替えながら同時に進めていくこと
マルチタスクで仕事を片付けていく人を見ると、頭良さそうだな、仕事できるんだろうなと思ってしまいますよね。
マルチタスカーとシングルタスカー
例えば、10個やらなければならない仕事があるとします。
- マルチタスカー(マルチタスクを行う人のこと)
1個目の仕事を少しだけ進めたら、2個目の仕事に切り替えて少しだけ進める。また今度は3個目の仕事に切り替えるといったように複数のタスクをちょこちょこ切り替えながら同時に進めていく人 - シングルタスカー(シングルタスクを行う人のこと)
1個目の仕事を終わらせてから、2個目の仕事に切り替えてこれも終わらせてから、3個目の仕事に切り替えるといったように複数のタスクを抱えている時でも1つ1つのタスクを終わらせてから次のタスクに切り替えて進めていく人
問題提起
マルチタスクのデメリット
マルチタスクかっこいい!仕事ができる人はマルチタスクといった声をよく耳にしますが、マルチタスクには様々な問題があることが判明しています。
- タスクを切り替える数が多ければ多いほど、生産性は低くなる
つまり、仕事ができているように見えるだけで実際にはできていない - タスクが切り替わることで集中力が分散されたり、様々なものに触れることで、効率性が低くなる
あれもこれも手を出すことによって注意が散漫になり、タスク外の影響(ストレスや電話、呼びかけ)を受けやすくなってしまうため、色々やっているけど結局何も終わっていないという事態に陥ってしまいます。
複数のタスクに触れることで脳はどれに集中すればいいのかわからない状態になり、結局何にも集中できないという状態になってしまうのです。
シングルタスクのメリット
- タスクを切り替える数が少ないので、集中力が高まる
高い集中力でタスクに取り組めるので生産性が高く、結果的に早く終わることに繋がる - 1つものごとに集中して取り組むと、記憶力が高まる
集中した状態が続くと脳が活性化され、記憶力が高まると言われています。
シングルタスカーに特に向いている人
情緒不安定な人や不安症な人はマルチタスカーになってしまいがちと言われていますが、情緒不安定な人や不安症な人はある条件を満たすと圧倒的な「集中力」を発揮すると言われています。
不安症な人が集中力を発揮するには
- 不安になっていることを自分で把握する
「あ、今私不安になってるなあ」と自分で自分の状態を知ることができる必要があります。 - やることを1つ明確に決める
「あれもこれもやらなきゃ、何からやればいいんだろう?」となってしまうのをグッと堪えて、「まずはこれを終わらせよう!」と考える必要があります。
こうなれれば、自分の不安というものをパワーに変えていくことができます。
優先順位をつける
ではたくさんのタスクを処理しないといけなくなったらどうすればいいのか?それは、タスクに対して優先順位をつけて順番に終わらせていけばいいのです。きちんと自分の抱えているタスクに優先順位をつけておくことで、無駄なタスクを拒否することもできます。
マルチタスクは仕事ができない人に変えてしまう
マルチタスクは頭を使わないようないわゆる単純作業のようなものであれば、マルチタスクを使ってもいいと言われます。確かに単純作業であればマルチタスクをしても効率性が下がることはあまりありませんが、マルチタスクに慣れてしまうと、人はって仕事している感覚欲しさに”マルチタスクができる単純作業を進んで行うようになってしまいます。”
これは、人間ならではの創造的な、クリエイティブな能力を放棄することになり脳の萎縮につながっていきますし、集中力がなくなっていくのでいざ何かを始めようとしてもできる能力がない人間になってしまうので絶対にしてはいけません。
オススメの書籍
ここではシングルタスクのすべてを語ることができないので、シングルタスクに興味が出た方はぜひシングルタスク関連の書籍をご一読ください。私がオススメするのはシングルタスクの威力が語られ、また仕事中やプライベートでのことなどかなり具体的にも書かれており実践的な内容にもなっているのでオススメです。