結婚という制度の事を知らないまま婚姻届を出すんですか?婚姻届とは、結婚の条件・年齢制限、メリット、婚姻届のもらい方・書き方・提出方法まで紹介します。
婚姻届とは
結婚の申請手続きとして必要な書類のことで、正式な名称は”婚姻届書”です。
結婚とは
結婚には大きく2つの形があります。「法律婚」と「事実婚」です。婚姻届は法律婚をするときに必要な手続きとなります。この婚姻届が受理された時点で、法律上その二人は”夫婦”として認められ、”夫”や”妻”といった続柄が戸籍に加えられることになります。
結婚の条件
結婚は誰でもできるわけではありません。以下の条件を満たしていないといけません。
年齢制限
男性は18歳以上・女性は16歳以上である必要があります。が、2022年4月1日以降は女性も18歳以上じゃないと結婚できなくなります。
重複婚は禁止
すでに結婚している人は、別の誰かとは結婚することはできません。
2人の証人
20歳以上の2人の証人が必要です。婚姻届に証人の署名とハンコが必要です。また、未成年が初めて結婚する場合には親のどちらかの同意が必要になります。
近い親戚はNG
結婚する二人が、直系親族だったり3親等内の傍系血族(血が繋がっている)の場合は結婚できません。
結婚のメリット
税金が安くなる
このメリットは法律婚だけです。結婚して法律的に家族になると、”配偶者控除”を受けることができ、税金の対象となる金額が低くなりますので結果的に支払う税金は安くなります。所得税に関しては平均10万円くらい安くなりますよ。
厚生年金の分割
このメリットは法律婚だけです。離婚していて必要な申請をしている場合の話です。厚生年金が受給される年になったときに、支給される厚生年金が折半されて、元夫婦それぞれに支給されます。
保険金を受け取れる
このメリットは法律婚だけです。生命保険の保険金の受取人として登録することができます。
不貞行為の抑制
結婚しているのにも関わらず、不貞行為(浮気)を働いた場合、慰謝料などの請求を行うことができるようになるので、精神的に不貞行為を抑制することができます。
共働きだと生活水準が上がる
夫婦共働きだと、単純に考えてお給料が2倍になるわけです。独り身の時よりも良いところに住むことができたり、良いご飯を食べることができるでしょう。
婚姻届のもらい方
各市区町村の役所でもらうことができます。役所に行って受付で「婚姻届が欲しい」と伝えればOKです。書き損じに備えて3枚くらいもらっておくことをオススメします!
また最近ではインターネットでデザイン性の高い婚姻届をダウンロードすることもできます。自分でA3のサイズで印刷する必要がありますが、綺麗なデザインの婚姻届をゲットできます。
婚姻届の書き方
以下のサイトで詳しく書かれていますよ!
https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding-ready/registration/base/06/
婚姻届の提出方法
市区町村役場で提出します。が、住んでいる場所じゃなくても、本籍地じゃなくてもどこでもOKです。ただ提出するときには婚姻届の他に必要なものがあります。それが「運転免許証などの写真付きの本人確認書類」と「戸籍謄本(戸籍抄本)」、「印鑑」が必要です。提出するのに一人で行く場合は”自分の本人確認書類”、”二人それぞれの戸籍謄本(戸籍抄本)”、”二人それぞれの印鑑”を持っていきましょう。
*戸籍謄本と戸籍抄本の違い:戸籍謄本は戸籍情報全部が載っており、戸籍抄本は一部が載っています。役場によってどちらを提出するかが異なるので注意してください。
*印鑑は、提出したときに書き間違いが見つかった場合に訂正するために必要な印鑑となります。